箏(琴)

上足(猫足)
箏は絃の響きに加えて、裏穴から共鳴音を外に出すため弾く側(龍頭側)を足を附ける事によって浮かした状態で演奏します(座奏の場合)。
その時の足を上足(かみあし)や猫足(ねこあし)と呼びます。周りでは猫足と呼ぶ事が多いですね。
子供達などへの箏の部位説明の時に、「龍頭とか龍角など龍に例えた名称です」と箏を説明しているのに、急に「猫」が出てくると何か拍子抜けしてしまいます。幾つか調べると「上足、下足」の他に「龍手、龍足」と呼ぶ場合もあるようでした(地域や流派で違うようです)。
確かに形状が似ている「猫足」の方がピンとはきますが、全体的な話の場合は他の呼び名の方が良いような気がしますね。
ちなみにこの”猫足”ですが、箏を立てかける時に不便であったり、壊れるケースもあるので、通常は「琴台」という代替品を使う事が多いですね。立奏台を使用する場合も必要ないですので、使ったことが無い人も少なくないのでは・・





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